強迫性パーソナリティ障害
強迫性パーソナリティ障害とは
「強迫性人格障害」とも呼ばれ、自分の決めたルールに執拗にこだわる性質を持ちます。他人からみたらどうでもいい事を儀式の様に行い、その習慣を決して譲ろうとはしません。
独自の規律に準じた行動や生活、仕事を他者に押し付けるといった面は、社会面や生活面に軋轢が生じます。融通がきかず頑固、その病的レベルなものを指します。
診断基準
「強迫性パーソナリティ障害」は以下の様な診断基準が挙げられます(「DSM」より要約)
・予定、順序、過程に本来の目的以上にこだわる
・過程にこだわった完全主義
・意味の無い事と理解していても止められない行為を日常的に行う
・役割の無い、価値のないものを捨てる事ができない
・自分のやり方に沿わない場合、他者と仕事が出来ない
・ひとつの考えから動く事が出来ない。執着心が強く、頑固
強迫性パーソナリティ障害の強み
強迫性パーソナリティ障害の人間は、物事を順序立て予定どおりの結果に収める事を良しとします。秩序を重んじ、ルールに定められた流れの上で成り立つ環境下、その内容の観念が自身納得のいくものであった場合はこの上ない安堵感を覚えます。
管理者や管理職、秩序を絶対とした法律関係の職など、はたまた、自身が認める観念の秩序の中で人間関係を統率する立場におかれた場合、誰よりも優れた能力を発揮します。
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