【帰属療法とは】


■帰属療法

【attribution therapy:帰属療法】

失敗した原因を「〜のせいだ」と間違って認識して思い込んでいる人の考えを改めさせる心理療法。敗因転換。心理学者のサミュエル・ジェイコブ・ベックと、臨床心理学者のエリスによって独自に開発された認知療法の一種とも言える。

帰属療法の目的は、不安、抑うつ、自己破壊行動、自傷のような機能障害的反応を望ましい方向に促すこと。「〜のせいだ」という、望ましくない思考(帰属)を明らかにする方法をクライエントに学習してもらう訓練から成り立っている。

帰属療法はまだ新しい心理療法のひとつで、その理論は今なお完全に確立されたとは言えないが、心身症や学習障害(LD)などに広く応用されている。

 
【関連用語】
・敗因転換 ・認知バイアス ・論理療法



【その他用語を調べる】

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行







> 精神疾患解析トップページへ