自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害とは
「ナルシシスト」というイメージがある「自己愛」という言葉ですが、主に「自己完結した自己愛」とは異なり「他者からの賞賛や承認を異常に欲する」という軸を持ちます。
「自己愛性人格障害」とも呼応され、主に「自己完結した自己愛」とは異なり「他者からの賞賛や承認を異常に欲する」という軸を持ちます。事のクオリティはよそに、自分が賞賛される為には手段を選ばず誇大するという特性を持ちます。
主観的に、「自分は他人よりも特別で優れた存在である」という事を全力で表現し、他者への評価や共感力に欠如した傾向があり、とにかく自分を特別視します。また、それらが正当に評価されなかった暁には憤慨するという攻撃的な側面も併せ持ちます。
診断基準
「自己愛性パーソナリティ障害」は以下の様な診断基準が挙げられます(「DSM」要約)
・充分な功績、実績が無いにも関わらず自己への多大な評価を期待する
・自分は「特別」であり、「特別な人」にしか理解されない、関われないと信じている
・特別な取り計らいを期待し、過剰な賞賛を求める
・自分の目的の為には躊躇なく他者を利用する
・他人の欲求には興味がなく、共感力が欠如している
・とにかく傲慢
自己愛性パーソナリティ障害の強み
自己愛性パーソナリティの人間に良き感性が伴っていた場合、更に努力を惜しまないという性質を併せた際は“鬼に金棒状態”です。彼らはどこまでも自身の魅力、長所を信じきるという基礎性質を持っているので、自己プロデュースの天才なのです。
一言で言ったらスターの素質、カリスマ性を持っていると言えるでしょう。しかし、そこに他者を惹き込む中身が伴わない場合、ただのうっとおしい輩として扱われるので「凄い奴」か「イタい奴」かの2択になるという側面が強く現れます。
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