【離脱症状とは】


■離脱症状

【withdrawal symptom:離脱症状】

薬物や特定の嗜好品などを長期間摂取し、急に摂取をやめると心身に不調があらわれる状態。たとえば、長年吸っていたタバコを吸わなくなると、一定期間イライラしたり焦燥感があったりすることなどが挙げられる。

ほかにも、アルコール依存症の患者の断酒初期期間においては、体の震えやせん妄、幻覚症状などがあらわれることがある。また、向精神薬や抗不安薬、睡眠薬、鎮静剤等の長期使用を経た後の摂取中止後も離脱症状があらわれる場合がある。

離脱症状があらわれることのある物質としては以下のものが挙げられる。

・アルコール
・アンフェタミン(中枢神経刺激薬などに含まれる)
・エフェドリン(交感神経興奮剤などに含まれる)
・カフェイン
・ニコチン
・ベンゾジアゼピン(抗不安薬や睡眠剤などに含まれる)

離脱症状は、以前は「禁断症状」と呼ばれていた。なお、離脱症状は対象の物質の再摂取により症状が和らぐが、離脱症状の根本的解決とはならない。

 
【関連用語】
・薬物依存症 ・過剰摂取 ・身体的依存 ・精神的依存 ・耐性 ・乱用



【その他用語を調べる】

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行







> 精神疾患解析トップページへ