【前世療法とは】


■前世療法

【past life therapy:前世療法】

退行催眠により前世まで記憶をさかのぼり、いくつかの前世で受けた精神的外傷(トラウマ)体験が原因で生じた現在の心理的問題を探り出して治療する方法。

イギリスやアメリカでは、1950年代後半に催眠を医療に使用することが医学界で正式に認められるようになって以来、心理療法などにも催眠が多く用いられるようになった。

トランス状態の被験者が退行催眠による年齢退行をさらに進め、前世で生じた精神的外傷を見つけ出して再体験することで、患者の症状は消え、劇的に回復していく。さらに、死んで次に生まれ変わるまでの間(中間世)を体験することで病気が治っていった人もいる。しかし、なぜそうなるかはまだわかっていない。また、実際に前世を体験したという客観的な証拠が少ないため議論を呼んでいるが、被験者たちは皆その体験が真実であると確信しているという。

 
■前世の信憑性についての驚くべき論証

事例として、被験者が紀元1000年頃に生きていたヴァイキングの侵略者だったとわかった時、催眠中に使っている言葉を発音通りに書き留めさせた。被験者自身はその言葉のどれも理解できなかった。しかし、言語学の権威者たちによって、それはヴァイキングの言語であり、現代アイスランド語の先駆となった古北欧語であることが確認されたケースもある。

他にも、メソポタミアで使われたが現在では使われない言語を書き記した者もいるという。これらは、前世の信憑性を示す論証となるものとされている。

 
【関連用語】
・催眠療法 ・暗示 ・トラウマ ・無意識



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