パーソナリティ障害とは?

 
ひとくちに「パーソナリティ障害」といっても、様々に種別されています。
 

 
「境界性パーソナリティ障害」という呼び名でもあり、かつては「人格障害」と呼ばれていました。
 
「精神分裂症」が「統合失調症」と呼び名が変わった様に、あまりに直で人間そのものを否定しかねないニュアンスの呼び名は、より症状を示した言葉、よりやわらかい表現にと、時代と共に変化します。
 
このパーソナリティ障害には、実に様々な症例があります。「軽くなら自分もコレにあたる」なんていう判定が誰しもあるのではないかと思ってしまう程に様々、そして多様です。

 

又、「正常」か「パーソナリティ障害」か、の境界線や判断はとても難しいと思われます。

 

「それにより社会生活が困難であり、当人、もしくは身近な人間が苦しんでいる事」という点が、おおまかな基準でしょう。

 

 


 

診断基準項目

「パーソナリティ障害」の診断基準材料として、以下項目が挙げられます。また、「それにより社会生活が困難であり、当人、もしくは身近な人間が苦しんでいる事」この点がなければ、「障害」と呼ぶにはふさわしくありません。そのあたりの判断要素を徐々に細分化していきます。

 

  • 見捨てられ不安
  • 不安定で激しい対人関係
  • 同一性障害(不安定で持続的な自己像
  • 自虐的衝動性
  • 自殺をほのめかす行動、直接的な自傷行為(リストカット等)
  • 激しい情緒不安定
  • 慢性的な空虚感、虚無感
  • 妄想観念や解離性症状
  • 不適切な暴力性、反社会性

 

こんな人がいたら怖いな、という感じの羅列なだけにもみえますが、これらはれっきとした判断基準です。
上記の点がいわゆる「シラフ」の状態で青年期、成年初期から持続しているという要素も付け加えます。
 
これらに複数該当する場合が「パーソナリティ障害」である。という判断の要点となります。
 
上記項目にあるように、例えば「妄想観念や解離性症状」と一行で叩き付けられてもよくは解らない場合もあるし、偏見や差別的思考に直結しかねません。
 
そこで、各項目の「内容と概要」そしてどういった順路で「その傾向が最も強いとこの種類の要素が強くみられるパーソナリティ障害」という種別になるのか?というあたりを紐解いていきます。

 

「不適切な暴力性、反社会性」の項目が最も濃ければ「反社会性人格障害」もとい、境界性パーソナリティ障害。その線で診断していこう。といった感じです。

 

> パーソナリティ障害の種類