【リファーとは】


■リファー

【refer:リファー】(心理学、カウンセリングにおいて)

クライエントを援助する方法のひとつとして他の期間に依頼すること。たとえば、心理カウンセラーがカウンセリングをしている場合において、クライエントが精神疾患に罹患していると思った時に、心療内科や精神科への受診を促すこと。

カウンセラーの役割の範囲を超える場合(精神疾患、自死企図、アルコール依存やギャンブル依存の問題、借金、法律問題など複雑化しているもの)や、自分と利害関係がある場合、面接時間の予定が立たない、などの場合には関係諸機関などに依頼する。

精神疾患と思われる場合の判断基準としては以下の項目が挙げられる。

 
・クライエントに病識があるかどうか
・幻聴や幻覚など、健常者には現れない症状がある場合
・時間の観念の乱れがある場合
・場所の観念の乱れがある場合
・自死願望が強い場合
 

また、カウンセラー自身とクライエントが深い関係にある場合、現実生活に戻った時にお互いにやりにくいことが生じやすいので、他の機関や別のカウンセラーにリファーすることなどもある。

 
【関連用語】
・カウンセリング ・精神保健福祉センター



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