「解ってるならセロトニンをよこせ!あるんだろ?錠剤か何かで!」
 
最もストレートな考えだと思います。
 
しかし、セロトニンは体内で生成されるものであり、仮にセロトニン錠剤なんてものがあったとして、それを飲んでもヤル気は出ません。
 
「トリプトファン」という必須アミノ酸を食物から得る事、日光を適度に浴びたり、適度な運動や一定のリズム運動など、その様な形で体内で生成されるのです。




トリプトファンとは、もうフツウに食べる物に含まれています。肉とか魚、豆や乳製品、あとチョコレートなんか。これらには比較的豊富に含まれています。
 
故に、「食生活の著しい偏りや運動不足」は鬱病の要因の一つとして考えられます。かなり基本的な事ですが、脳内神経伝達物質などという小難しい主題を追った上での一つの結論ともなりますので、ムゲには出来ません。では、抗鬱剤はセロトニン補充の薬では無いならセロトニン関係ないじゃないか。この野郎。と、当然なります。
 
では、一体どうすればセロトニンを生成出来るのでしょうか。薬を経由せずにセロトニンが適度に生成され、「うつ病」「抑うつ状態」レベル未満の正常な状態になる為にはどうすれば良いのでしょう。
 
先に挙げた基本的な事。食事や運動、日なたぼっこといった、生き物として超基本的な事以外にも何かあるのではないどしょうか。
 
人間独自の精神回路を基軸とした何かが、解決策、または鬱の原因の大きな部分を占めていると考え更に進めていきます。
 
脳内神経伝達物質のバランスに影響する「思考回路」について。精神の恒常性に関わる「感受性」についても深入りする必要がでてきました。
 
 
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