発達課題
【発達課題とは】
■発達課題
【developmental task:発達課題】(心理学用語)
発達のそれぞれの段階(幼児期、青年期、など)において、解決しておくべき心理社会的な課題。発達課題を適切に解決できれば、その後の段階の発達はうまく進んでいく。しかし、解決できない場合には後の段階で多くの発達上の困難に出会うことになる。
各段階での発達課題の例としては以下のようなものがある。
【幼児期】好奇心の制限、仲間との遊び、愛着関係の形成。
【児童期】読み書きなどの基礎技能や友達との関係や遊び。劣等感との戦い。
【青年期】同一性の確立。親からの情緒的独立や職業の選択。
【成人期】自分の幸せの基盤を見つけて安定を求める。社会や結婚への適応。
【中年期】社会の中に安心できる居場所を見つける。経済生活や子供との生活への適応や対応。
【老年期】健康の衰退への適応。これまでの人生を肯定的に捉える。
また、発達課題は時代や社会、文化によって内容は異なってくるとされる。
【関連用語】
・発達段階 ・エリクソン ・心理的課題 ・中年期の危機
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