傍観者効果
【傍観者効果とは】
■傍観者効果
【bystander effect:傍観者効果】(心理学用語)
援助が必要な事態において、自分以外の他者が居ることを認知すると、事態への介入が制限される現象。傍観者の数が多いほど、また、自分より有能と思われる他者が存在するほど、介入は抑制される。
たとえば、道で人が倒れており、明らかに重傷を負っていると目視できる状態で、10人以上の通行人が立ち止まって全員が心配しているとする。しかし、「誰かが、すでに通報しただろう」という思考がはたらき、実際は多人数が重傷者を目の当たりにしながらも、誰一人として救急の通報をおこなわないというケースが挙げられる。
【関連用語】
・責任の分散 ・多数の無知 ・評価懸念 ・集団心理 ・キティ・ジェノヴィーズ事件
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