電気痙攣療法
【電気痙攣療法とは】
■電気痙攣療法
【electroconvulsive therapy:電気痙攣療法】
1938年に創始された、電気ショック療法とも呼ばれる精神科身体療法のひとつ。約100Vの交流電流を1〜4秒間、頭部に通電する。施行は連日あるいは隔日、10回程度が標準とされる。
対象となるのは薬物療法などの他の治療法が無効で、自殺念慮があったり他害行為の危険性のある統合失調症、双極性障害、重度の躁病やうつ病、緊張病などの患者。効果、有効性が高いとされる。
多くの場合、電気痙攣療法はインフォームド・コンセント(医師と患者が互いに十分な情報を得た上での合意)を得たうえでの治療手段として用いられている。健忘や人権上の理由から反対意見もあるが、有効な治療法とされている。
【関連用語】
・電気ショック療法 ・ECT
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