【トゥレット症候群とは】


■トゥレット症候群

【tourette’s syndrome:トゥレット症候群】

意図せずに体が動いたり、声を発したり、自分ではやるべきではないと思っている行動をとったりするもの。複数の「運動性チック」と「音声チック」とを特徴とし、反響言語や汚言症を伴う。

「運動性チック」は、顔面、胴、上下肢などのほかの部位に及ぶ。「音声チック」は、単語や舌打ち、しゃっくりのような発生、鼻を鳴らす、咳をする、卑猥な言葉や罵声を発したりと、様々なものがある。また、頭の中で命令が聞こえ、それに従わなければならないと思い、行動に移すという症状もあるという。いずれの症状も、自分の意思ではコントロールし難いとされる。

ほとんどの場合が、幼児期から青年期にかけて発症する。女性に比べて男性に多くみられ、通常は特別な神経学的異常は認められない。大抵、大人になるにつれて症状は軽くなるが、なかには大人になっても症状が続く人もいるという。

【関連用語】
・チック ・汚言症 ・強迫性障害 ・注意欠陥多動障害 ・ADHD



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