結局、ギャンブル依存症とは何なのでしょうか。

 

彼は、インターネットで情報を集め、それをもとに金融業者と直接やりとりをし、改正後の貸金法の利息での利直し計算を経て清算としました。

 

ゴネれば過払い金もたくさん請求できましたが、業者との示談提示金額で和解としました。

 

そして、彼は借金からあっさりと開放されました。

 

それは彼が5号機ミリオンゴッドを打ち出す少し前の頃でした。

 

その後1年ほどでその台に精神的にトドメを刺され、ギャンブルの概念を悟り、ギャンブルをヤメる決断をしました。

 

 

 

彼が事細かく教えてくれたギャンブル生活の詳細をもとに「ギャンブル依存症とは何か」を記してきました。
テーマである「ギャンブル依存症解析」は、以上全ての記事をもって解析内容とします。
最初の記事から順を追って読んで頂き、詳細をご理解頂ければ幸いです。

 

種目こそ「パチンコ、パチスロ」を題材としましたが、全てのギャンブル種目にあてはまる依存症メカニズムの内容であります。

 

 

記事には詳しく記しませんでしたが、彼の近い知人に、本当に破滅した人間が何人もいます。

 

 

自己破産をして住所不定の生活を続けながら今もギャンブルを打つ人間。

 
「金を貸して欲しい」との連絡を最後に、消息不明になった人間。

 
自宅で自殺をした人間。

 

 

 

彼は破滅こそしなかったものの、長いギャンブル依存症生活の中で様々なものを失いました。
それは、ヤメた後にはじめて気が付いたとの事です。

 

失って最も悔やんだものは、お金ではなく、「時間と信用」だそうです。

 

しかし、「ここまで地獄を見なければ得られなかった解釈や視点を得る事もできた。」
とも言い、それは私には何を言っているのか解りません。
恐らく、その経験を今後なにかに生かす事で「ギャンブル依存症」であった事を生産的にしたいのでしょう。
ヤメた後もギャンブルそのものを一切否定しない彼からはその点が強く伺えます。

 

 

 

そう、結局、ギャンブル依存症とは何なのでしょうか?

 

 

 

私は、ギャンブル依存症とは、シンプルに、その人の性癖だと結論づけます。

 

彼は、ギャンブル依存症とは、シンプルに、ただの悪癖だと言いました。

 

 

 

そのヘキが悪いか否かは、相対的ではなく、自身で決定させる必要があり、彼は体験を経て悪癖だと判断し、決別しました。
結局、「ギャンブル依存症」はその人間の根源的なところから湧いてくるものであり、「病気」にするか「中毒」にするか、「意思のみでヤメてしまうか」すべて選択可能です。
「脳内麻薬中毒」など、人間の本気の意思の前では無力なものです。

 

 

おおよそ、依存症以上までいくと、ギャンブルの「楽しく刺激的な遊び」という一般的な概念は、ギャンブルの本質である「地獄」へと変化します。

ギャンブル依存症の素質がある人間は、意識的にも無意識的にも、それを欲している本能を持ち合わせています。
一般社会では生き辛いと感じる人間が求めるのは別世界です。
鉄火場とも言う博打場は、そういう意味ではギャンブラーにとっての心地よい空間です。

 

 

地獄の様な場所で、誰にも干渉されず、ただ自分の本能的な欲を満たす。

これが「ギャンブル依存症」の正体です。

 

 

病気でもなんでもありません。
 
当人にとってはごく自然な事であり、そうでない人間のギャンブル依存症に対する解釈が「病気だ」というだけです。
(世界保健機関WHOではギャンブル依存症は病気と定義され、精神医学会のDSM-Ⅳでは病的賭博の定義があります_2011年現在)

 
理性が常人離れした制御不能状態に陥る人間は、常人離れした意思でそれを制御出来るポテンシャルを持ち合わせています。
それは彼が証明しました。

 

 

彼はヤメてしばらくしても
「ギャンブルなんて、今だって打ちたいよ。あんな面白いモノ、他に変えが無い。」
とは言っていますが、あれから現在まで数年が経ちますが、一度も打っていません。

 

 
 
「もう、金輪際、未来永劫ギャンブルは打たないんですか?」

 
 

「いや?そのうち打つよ。今は選択肢に無いだけ。
打って楽しめる状況になったら打つよ!ギャンブルって面白いもん。
そうだね、たとえば貯金をしっかり蓄えて老後を迎えたとしようよ、そしたらもう打ったら苦しいとか、自己嫌悪に陥る理由なんてないからいっぱい打つよ!」

 

 

「そうですか。じゃあ、老後の楽しみですね。」

 

 

 

「そう!まあ、あと30年は絶対に打たないね。」

 

 

 

 

 

「老後のパチンコ店でクランキーコンドルみたいな台あるといいですね…..」

 

 

 

「そうね!B-MAXみたいのもあるとアツいね…….」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

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