パニック障害:ケース1



 
「予期不安」は極端に軽減されました。「パニック発作」は、相変わらず起こりそうになったりはするものの、ピーク時の大きな発作はこれ以降起きていません。
 
しかし、「パニック発作」による、常軌を逸した感覚に襲われる事が起因する「緊急行動」が取れない場面には、相変わらず警戒がとれません。(要するに、何かあった時に即座に身動きがとれなくなるシチュエーションを避ける)
 
現在、「寛解」という解釈がもっともしっくりくるという彼は、薬物による治療をしなかったからでしょうか。全くと言って良い程、なだらかに時間の経過と共に症状は起こらなくなりました。
 
しかし、「完治」ではなく「寛解」という自覚は、「パニック発作は再度起こらないと思うけど、起きても不思議ではない」という自覚からとの事です。
 
「パニック発作」に襲われた場合、とにかく一人で避難すべきだという衝動にかられます。なんでも無い場面で、急にテンパって異常にあたふたして恥をかきたくない、そういった軽度の理由の伴い、ちょっとした束縛度のある場面もさけてしまうのです。即座に、自分の精神状態の異常に対応出来ない場面そのものが、恐怖の対象となってしまいます。
 
 
「その場から逃げられない」というシチュエーションに敏感に恐怖を感じる場合、
 
「パニック障害」と診断された場合、
 
「極度の対人恐怖」の場合、
 
「薬物療法」「認知による療法」「体験による療法」
 
このいづれかによって、症状は必ず改善されます。
 
 
 
とにかく、「パニック発作」では死にませんので、自身に合った対策を、医師なりカウンセラーなり自身なりで向き合う事で、恐怖を減らす、あるいは
無くす事が可能な症状という事を結論として御理解頂ければ幸いです。

 
 
 

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